【新NISA】オルカン積立は毎月いくらが正解?月1万〜20万円シミュレーション完全比較

この記事の結論
- 新NISAつみたて投資枠は月10万円・夫婦2人なら最大月20万円まで非課税
- 月1万円と月5万円では20年後に約2,032万円の差が生まれる(年利7%試算)
- まず無理なく続けられる金額からスタートし、余裕ができたら増額するのが正解
「オルカンを毎月いくら積立てればいいの?」これは、新NISAを始めたばかりの方が最初に悩む疑問のひとつです。
月1万円でも始められる。でも、月5万円と月1万円では20年後に2,000万円以上の差が出る——そんな現実を数値で確認してみると、積立額の重要性がよくわかります。
この記事では、月1万円・3万円・5万円・10万円・夫婦2人で20万円の5パターンについて、10年後・20年後・30年後のシミュレーション結果を比較します。自分に合った積立額を決める参考にしてください。
結論:新NISAでオルカンを積立てるなら「月5万円以上」を目指したい
結論から言うと、家計に余裕があれば月5万円以上を目標にするとよいでしょう。新NISAのつみたて投資枠の上限は月10万円(年120万円)で、夫婦それぞれが利用すれば合計月20万円まで非課税で積立てられます。
月5万円と月1万円では20年後に約2,032万円の差が生まれる
年利7%で試算した場合、月1万円を20年間積立てると約508万円になります。一方、月5万円では約2,540万円。その差は約2,032万円です。積立額を5倍にすると、差が5倍以上に広がるのが複利の力です。
ただし「月5万円が無理なら始めない」では本末転倒。月1万円でも積立を続けることの価値は大きく、まず始めることが最優先です。
月1万円積立てた場合のシミュレーション
10年後・20年後・30年後の試算
月1万円は、投資初心者が最初に設定しやすい金額です。「まず少額から試してみたい」という方に向いています。
| 運用期間 | 投資元本 | 年利5% | 年利7% | 年利9% |
|---|---|---|---|---|
| 10年 | 120万円 | 155万円 | 171万円 | 190万円 |
| 20年 | 240万円 | 406万円 | 508万円 | 639万円 |
| 30年 | 360万円 | 832万円 | 1,170万円 | 1,830万円 |
※年利は複利(月次再投資)で試算。過去の実績に基づく参考値であり、将来のリターンを保証するものではありません。
新NISAの非課税メリットはいくら?
月1万円・30年で年利7%の場合、利益分は約810万円(1,170万円-360万円)。課税口座(税率約20.315%)では約165万円の税金がかかりますが、新NISAなら全額非課税。少額でも新NISAを活用する意味は大きいと言えます。
月3万円積立てた場合のシミュレーション
10年後・20年後・30年後の試算
月3万円は、会社員が家計を見直して捻出しやすい金額です。年間36万円の積立で、20〜30年後に大きな差が生まれます。
| 運用期間 | 投資元本 | 年利5% | 年利7% | 年利9% |
|---|---|---|---|---|
| 10年 | 360万円 | 466万円 | 513万円 | 569万円 |
| 20年 | 720万円 | 1,218万円 | 1,524万円 | 1,917万円 |
| 30年 | 1,080万円 | 2,495万円 | 3,510万円 | 5,490万円 |
30年・年利7%で3,510万円。「老後2,000万円問題」と言われる水準を大きく超え、老後の安心感が変わってきます。月3万円は、長期投資において現実的な「目標額」になり得るラインです。
月5万円積立てた場合のシミュレーション
10年後・20年後・30年後の試算
月5万円は、新NISAつみたて投資枠の上限(月10万円)の半分。共働き夫婦なら片方の枠を活用する金額として設定しやすいラインです。
| 運用期間 | 投資元本 | 年利5% | 年利7% | 年利9% |
|---|---|---|---|---|
| 10年 | 600万円 | 776万円 | 855万円 | 949万円 |
| 20年 | 1,200万円 | 2,030万円 | 2,540万円 | 3,196万円 |
| 30年 | 1,800万円 | 4,158万円 | 5,850万円 | 9,150万円 |
20年・年利7%で2,540万円。老後2,000万円問題の解決策としても、月5万円の積立は有力な選択肢です。30年続ければ5,850万円となり、豊かな老後資金を作れます。月1万円(508万円)との差は約2,032万円——これが積立額を上げる意味です。
月10万円(新NISAつみたて投資枠の上限)の場合
10年後・20年後の試算
月10万円は、新NISAのつみたて投資枠(年120万円)をフル活用する金額です。早期に大きな資産を作りたい方に向いています。
| 運用期間 | 投資元本 | 年利5% | 年利7% | 年利9% |
|---|---|---|---|---|
| 10年 | 1,200万円 | 1,552万円 | 1,710万円 | 1,898万円 |
| 15年 | 1,800万円 | 2,591万円 | 3,111万円 | 3,751万円 |
| 20年 | 2,400万円 | 4,061万円 | 5,080万円 | 6,392万円 |
15年で非課税枠1,800万円(つみたて分)を使い切る
新NISAの生涯非課税投資枠は1,800万円(つみたて投資枠の上限)。月10万円で積立てると、ちょうど15年で1,800万円に到達します。その時点での評価額は年利7%試算で約3,111万円。その後は運用を継続するか、成長投資枠を活用した追加投資が選択肢になります。
夫婦2人で月20万円積立てた場合の試算
私の実例:夫婦2人分の積立投資枠をフル活用
私は現在、夫婦それぞれのNISAつみたて投資枠を使い、2人合わせて月20万円をオルカンに積立てています。夫婦2人分の生涯非課税枠(合計3,600万円)を最大限に活用する戦略です。
| 運用期間 | 投資元本(2人分) | 年利5% | 年利7% | 年利9% |
|---|---|---|---|---|
| 10年 | 2,400万円 | 3,103万円 | 3,420万円 | 3,796万円 |
| 15年 | 3,600万円 | 5,183万円 | 6,222万円 | 7,502万円 |
| 20年 | 4,800万円 | 8,122万円 | 10,160万円 | 12,784万円 |
私は2015年から投資を始め、2020年にオルカンの積立をスタートしました。当初は少額からでしたが、夫婦それぞれの積立投資枠を活用して段階的に増額し、現在は合計月20万円体制になっています。オルカン+個別株+現金を合わせた総資産は現在6,600万円を超えており、オルカン部分だけでも含み益が1,300万円を超えています。個別株の成績が振るわない局面でも、オルカンの積立だけは止めなかった結果です。
積立額別おすすめ度まとめ
| 月額 | 20年後(年利7%) | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 月1万円 | 508万円 | 投資初心者・まず試してみたい人 |
| 月3万円 | 1,524万円 | 老後2,000万円を視野に入れた積立をしたい人 |
| 月5万円 | 2,540万円 | 老後の安心感を確保したい共働き世帯(推奨) |
| 月10万円 | 5,080万円 | つみたて枠をフル活用・早期FIREを目指す人 |
| 月20万円(夫婦) | 10,160万円 | 夫婦で非課税枠を最大活用したい世帯 |
積立投資 vs 一括投資:オルカンはどちらが向いているか
「まとまった資金がある場合、一括で投資した方がいいのでは?」という疑問もよくあります。結論として、オルカンのような長期投資ではどちらも有効ですが、多くの人には積立投資の方が向いています。
一括投資は、投資タイミングが良ければ積立より大きなリターンを得られます。しかし、高値で一括投資した後に相場が急落すると、精神的に売却したくなるリスクがあります。毎月一定額を積立てるドル・コスト平均法では、価格が高い時は少なく・安い時は多く購入することになり、平均取得単価を自然に平準化できます。
また、毎月の収入から拠出しながら新NISAの非課税枠を積み上げられる点でも、積立投資は現実的な選択肢です。まとまった資金がない方でも、今日から始められるのが最大のメリットです。
暴落が来ても積立を止めてはいけない理由
積立投資で最も重要なルールは「暴落時も止めないこと」です。相場が急落すると不安になり積立を止めたくなりますが、その判断が長期リターンを大きく損なう可能性があります。
ドル・コスト平均法の効果が最も発揮されるのは、下落局面です。同じ月1万円でも、価格が下がっているときはより多くの口数を購入できます。2020年のコロナショック後や2022年の急落後の回復局面でも、積立を継続した投資家は大きな恩恵を受けました。
私自身も個別株の成績が振るわない局面でも、オルカンの積立だけは一度も止めていません。「相場を読もうとせず、毎月淡々と続ける」という姿勢が、長期投資の成功に繋がると実感しています。
まずいくらから始めるべき?初心者向けの考え方
「とにかく月1万円から」でいい理由
積立投資の最大の敵は「完璧主義」です。「月5万円貯まってから始めよう」と考えているうちに、時間という最大の資産を失います。月1万円でも、今日始めることの価値は、1年後に月5万円で始めることより大きい場合があります。
まず月1万円でオルカンの積立を設定し、投資に慣れることを最優先にしましょう。自動積立の仕組み・基準価額の変動・相場の上下——実際に自分のお金を投じることで、理解が格段に深まります。
積立額を増やすタイミング
積立を始めて3〜6ヶ月経ち、相場の上下を経験したうえで「このまま続けられる」と確信が持てたら、増額を検討します。
- 昇給・ボーナス増加のタイミング
- 固定費(家賃・保険など)の見直しで余裕が生まれたとき
- 子供の学費など大きな支出が一段落したとき
- 「もっと投資していれば…」と感じたとき(ただし感情的な判断は禁物)
私は2020年に少額でオルカンをスタートし、数年かけて夫婦合計月20万円まで段階的に引き上げました。一気に増やすのではなく、生活水準を保ちながら少しずつ増額したことで、相場が下落した時期も積立を止めずに続けられました。
まとめ:オルカンの積立は「続けること」が最大のポイント
オルカンの積立額は、月1万円でも月20万円でも正解はありません。重要なのは自分の家計に無理のない金額で、長期間止めずに続けることです。
年利7%で試算すると、月5万円・20年で約2,540万円。月1万円の5倍を積立てると、20年後の資産は5倍以上になります。この差を生み出すのが複利の力と時間の長さです。
まだ始めていない方は今日から月1万円でスタート。すでに積立中の方は家計の余裕を見ながら少しずつ増額することを検討してみてください。積立額より「今日始めて止めないこと」が、長期投資の最大の成功要因です。
※この記事は2026年7月時点の情報に基づいています。シミュレーションは過去のオルカンの実績(年利7%)を参考に算出した参考値であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資は元本保証がなく、価格変動リスクがあります。投資判断は自己責任でお願いいたします。













