オルカンの始め方を初心者向けに徹底解説|新NISAで失敗しない積立手順

「オルカンを始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」——そんな初心者の方に向けて、この記事では新NISAでオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)を始める手順を、口座開設から積立設定まで5ステップで徹底解説します。
結論からいうと、オルカン積立は今すぐ始めるほど有利です。長期投資は「時間」が最大の武器。1日でも早く始めることが、将来の資産に直結します。
わたし(Yuzuriha)は2020年10月にSBI証券と楽天証券の両口座を開設し、月3万円のオルカン積立をスタートしました。最初は始め方に迷って3ヶ月間何もできず、今振り返ると「あの3ヶ月が一番の後悔」です。あなたには同じ失敗をしてほしくない。だからこそ、この記事で迷いなく動けるよう全手順を公開します。
この記事でわかること
- オルカンの基本と新NISAとの関係
- SBI証券・楽天証券・マネックス証券の選び方
- 口座開設から積立設定までの具体的な5ステップ
- クレカ積立でポイントを得る方法
- 月1万〜5万円の30年積立シミュレーション
- Yuzurihaの2020年からの実体験
オルカンを始める前に知っておく3つのこと
口座開設の前に、まずオルカンの基本を押さえておきましょう。「なんとなく聞いたことがある」状態ではなく、「なぜオルカンなのか」を理解してから始めると、暴落時にも慌てずに済みます。
オルカンとは?基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
| 連動指数 | MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス |
| 組入国数 | 約47カ国(先進国23カ国+新興国24カ国) |
| 組入銘柄数 | 約2,900銘柄 |
| 信託報酬(税込) | 年0.05775%(業界最低水準) |
| 純資産総額 | 5兆円超(2024年時点・国内最大級) |
| 新NISA対応 | つみたて投資枠・成長投資枠 両方対応 |
オルカンの最大の特徴は「全世界の株式に1本で分散投資できる」点です。米国、日本、欧州、新興国など約47カ国・2,900銘柄が対象なので、特定の国や企業の動向に左右されにくい。信託報酬も年0.05775%と業界最低水準で、長期保有に向いた設計になっています。
新NISAとオルカンの関係
2024年から始まった新NISAは、投資の利益が非課税になる制度です。通常、株式・投資信託の利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座内では利益がまるごと非課税になります。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円(月10万円) | 240万円 |
| 生涯投資上限 | 1,800万円のうち | 1,200万円まで |
| 対象商品 | 金融庁指定の投資信託のみ | 株式・ETF・投資信託 |
| オルカン | 対象(買える) | 対象(買える) |
| おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
初心者にはまずつみたて投資枠(年120万円)でオルカンを積立てることをおすすめします。手間がかからず、長期・分散・低コストの王道戦略です。余裕資金が増えてきたら成長投資枠を活用して年間360万円フル活用を目指しましょう。
インデックス投資がなぜ初心者に向いているか
株式投資には個別株投資とインデックス投資の2種類があります。個別株は1社の業績次第で大きく損益が変わりますが、オルカンのようなインデックスファンドは数千社に分散されているため、1社が倒産しても影響が限定的です。さらに「毎月決まった金額を積立てる(ドルコスト平均法)」ことで、価格が高いときは少なく、安いときは多く買えるため、平均取得コストを抑えられます。
また、インデックスファンドは運用をプロに任せる「アクティブファンド」より長期的に成績が良いことが多いとされています。高い信託報酬を払ってアクティブファンドを保有するより、低コストのインデックスファンドを長期保有する方が、長い目で見ると資産が大きくなる可能性が高い。これが世界の機関投資家・著名投資家たちが口をそろえてインデックス投資を推奨する理由です。初心者にとっては「難しいことを考えなくていい」という点も大きなメリットです。
証券会社の選び方|SBI・楽天・マネックスを徹底比較
オルカンを積立てる証券会社はSBI証券・楽天証券・マネックス証券の3択が鉄板です。どこでも同じオルカンを同じ基準価額で買えますが、クレカ積立のポイント還元率に差があります。ここでポイントを取りこぼすともったいない。
主要3社クレカ積立比較テーブル
| 証券会社 | 対応クレカ | ポイント還元率 | 月上限 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友カード各種 | 0.5〜5% | 5万円 | プラチナプリファードなら月5%還元・最強クラス |
| 楽天証券 | 楽天カード | 0.5〜1% | 5万円 | 楽天キャッシュ併用で月10万円対応・楽天経済圏向け |
| マネックス証券 | マネックスカード | 1.1% | 5万円 | 還元率が均一で初心者にもわかりやすい |
こんな人にはこの証券会社
- SBI証券がおすすめ:三井住友カードをすでに持っている人・ポイント還元を最大化したい人・ゴールド以上のカードがある人
- 楽天証券がおすすめ:楽天カード・楽天銀行をすでに使っている人・楽天経済圏に住んでいる人・楽天ポイントを集めたい人
- マネックス証券がおすすめ:どの証券会社にすべきか迷っている人・シンプルな1.1%還元を使いたい人
わたし(Yuzuriha)はSBI証券と楽天証券の2口座を開設しています。メインはSBI証券でクレカ積立5万円、楽天証券で楽天キャッシュ積立5万円、合計月10万円でオルカンをフル積立しています。どちらか1つだけ選ぶなら、初心者にはSBI証券をおすすめします。
STEP1|証券口座を開設する
いよいよ実践編です。まず証券口座を開設します。難しそうに見えますが、スマホだけで完結し、慣れれば15〜20分で申込みが終わります。審査完了まで通常3〜5営業日かかります。
必要書類(事前に準備)
- マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
- 本人確認書類:運転免許証・パスポートなど(マイナンバーカードがあれば不要)
- 銀行口座情報:入出金に使う口座の番号
- メールアドレス:申込み・取引通知に使用
口座開設の流れ(SBI証券の場合)
- SBI証券公式サイトにアクセスして「口座開設(無料)」をタップ
- メールアドレスを登録して認証コードを確認
- 基本情報を入力(氏名・住所・生年月日・職業など)
- 本人確認書類をアップロード(スマホカメラで撮影するだけ)
- NISAロ座も同時申込みをチェック(後からでも可だが同時がおすすめ)
- 審査完了メールを待つ(通常3〜5営業日)
- 初期設定・入金して完了
わたしが2020年に口座開設したとき、スマホで手続きして審査完了まで4日かかりました。マイナンバーカードがあると審査が早く終わる傾向があります。
楽天証券の場合の注意点
楽天証券を選ぶ場合、楽天銀行との「マネーブリッジ」設定を忘れずに行いましょう。設定するだけで楽天銀行の普通預金金利が年0.1%(通常の100倍)になります。また、楽天証券の口座と楽天銀行を連携することで自動入出金も可能になります。
STEP2|新NISA口座を設定する
証券口座が開設できたら、次は新NISA口座の設定です。口座開設時に同時申込みした方は、すでに審査が進んでいるはずです。NISA口座は1人1口座のみ開設でき、証券会社を変更する場合は年に1回しか変更できません。最初から使いやすい証券会社を選ぶことが大切です。
つみたて投資枠と成長投資枠の違い
| 比較項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 120万円(月10万円) | 240万円 |
| 投資方法 | 積立のみ | 積立・一括どちらも可 |
| 対象商品 | 金融庁指定の投資信託のみ(約300本) | 株式・ETF・投資信託(幅広い) |
| オルカン | 買える | 買える |
| 初心者向き | ◎ 非常に向いている | ○ 向いている |
| 生涯上限 | 合計1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで) | |
初心者はまずつみたて投資枠でオルカンを積立てるだけでOKです。難しいことは考えなくて大丈夫。毎月決まった金額が自動で投資されていく仕組みを作れば、あとはほぼ放置できます。
NISA口座の設定手順
- 証券会社にログインし「NISA」メニューへ移動
- NISA口座の開設申込みを行う(口座開設時に同時申込み済みの場合はスキップ)
- 税務署の審査完了を待つ(通常1〜2週間)
- 審査完了後、NISA口座でオルカンの積立設定が可能になる
STEP3|eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を選ぶ
NISA口座の準備ができたら、購入するファンドを選びます。検索窓に「eMAXIS Slim 全世界株式」と入力すると候補が出ます。ここで注意してほしいのが「Slim」と「通常版」を間違えないことです。
eMAXIS Slim vs 通常eMAXIS 違いは?
| 比較項目 | eMAXIS Slim(推奨) | eMAXIS(通常版) |
|---|---|---|
| 信託報酬 | 年0.05775%(税込) | 年0.66%(税込) |
| コスト差(30年・月3万円積立) | 基準 | 約150万円以上のコスト差 |
| 業界最低水準 | ◎ 継続的に引き下げ | × 高いまま |
| 新NISA つみたて枠対象 | ◎ | ×(対象外) |
| 選ぶべきか | ✅ これを選ぶ | ❌ 選ばない |
信託報酬の差は一見小さく見えますが、30年の長期積立では100万円以上のコスト差になります。必ず「eMAXIS Slim(スリム)」を選んでください。「Slim」の文字が商品名に入っているかを確認しましょう。
類似商品との見分け方
- ✅ 正解:「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
- ❌ 間違い:「eMAXIS 全世界株式」(Slimなし・コスト高)
- ❌ 間違い:「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」(日本除外版・別物)
- ❌ 間違い:「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」(新興国含まず)
SBI証券・楽天証券ともに、つみたて投資枠の対象商品一覧から「全世界株式」で絞り込むと見つけやすいです。
STEP4|積立金額・頻度を設定する
オルカンを選んだら、次は毎月いくら積立てるかを設定します。「多いほど良い」は正しいですが、生活費を圧迫するほど積立てると続きません。まず生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)を確保してから、余裕資金の範囲で設定しましょう。
月収別おすすめ積立額
| 月収(手取り) | 推奨積立額 | 備考 |
|---|---|---|
| 〜20万円 | 月1〜2万円 | まず生活防衛資金3ヶ月分を優先。無理なく続けることが最優先 |
| 20〜30万円 | 月2〜5万円 | 余裕があれば段階的に増額。クレカ積立の上限5万円を目指す |
| 30〜50万円 | 月5〜10万円 | NISAつみたて枠の月上限10万円を目指す |
| 50万円〜 | 月10万円〜 | 成長投資枠も活用して年間360万円フル活用を目指す |
わたしは最初、月3万円でスタートしました。当時の収入では「もっと増やしたい」と思いながらも、まず「続けること」を最優先にして金額を設定。その後、収入が増えるにつれて徐々に増額していきました。焦らずに、今の生活水準に合った金額から始めることが大切です。
積立頻度の比較(毎月・毎日・毎週)
| 積立頻度 | メリット | デメリット | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 毎月(月1回) | 管理が楽・クレカ積立に対応 | 買付タイミングが1回だけ | ★★★★★ |
| 毎週(週1回) | タイミングを分散できる | クレカ積立非対応 | ★★★☆☆ |
| 毎日(日次) | 最も分散される | クレカ積立非対応・手数料に注意 | ★★★☆☆ |
結論として、毎月積立(クレカ積立)が最もおすすめです。ポイントが貯まる上に管理も楽。毎日積立は分散効果が高いように見えますが、長期で見ると毎月積立との差はほぼありません。クレカポイントのメリットを取る方が合理的です。
STEP5|クレカ積立を設定してポイントも得る
最後のステップです。クレカ積立を設定することで、積立投資をしながらポイントも貯められる一石二鳥の設定になります。月5万円積立なら年間で数千〜数万ポイントの差が出ます。ぜひ設定しておきましょう。
クレカ積立は証券会社とクレジットカードを連携させるだけなので、設定自体は難しくありません。一度設定してしまえば毎月自動でポイントが付与されます。「投資しながらポイントが貯まる」この仕組みを使わない手はありません。年間のポイント差は積立額とカードの種類によりますが、月5万円積立×ゴールドカードなら年6,000〜30,000ポイントが目安になります。
SBI証券×三井住友カードの設定手順
- SBI証券にログインし「投信積立」メニューへ移動
- クレジットカード積立を選択し「三井住友カード」を連携
- カードを持っていない場合は三井住友カードを先に申込み(年会費無料のNLカードでもOK)
- 積立銘柄(eMAXIS Slim 全世界株式)と積立金額を設定
- 積立日・NISA口座を選択して「設定完了」
三井住友カード ゴールド(NL)を持っている場合、クレカ積立で毎月5万円×1%=月500ポイント(年6,000ポイント)が貯まります。プラチナプリファードなら5%で月2,500ポイント(年30,000ポイント)と驚異的な還元になります。
楽天証券×楽天カードの設定手順
- 楽天証券にログインし「積立設定」メニューへ
- 積立銘柄(eMAXIS Slim 全世界株式)を検索して選択
- 引落方法を「楽天カードクレジット決済」に変更
- 積立金額を設定(最大5万円)
- 楽天キャッシュと組み合わせる場合はさらに5万円まで積立可能
楽天証券は楽天カード積立(月5万円・0.5〜1%還元)+楽天キャッシュ積立(月5万円・0.5%還元)の組み合わせで合計月10万円のクレカ相当積立が可能です。楽天経済圏を使っている方には非常にお得な選択肢です。
積立開始後にやること・やってはいけないこと
積立設定が完了したら、あとは基本的に放置でOKです。しかし、やってはいけないことをしてしまうと、長期投資の効果を大きく損なってしまいます。わたしの周囲でも「暴落時に売ってしまった」という失敗談をよく聞きます。
やること(年に数回でOK)
- 年1回の積立額見直し:収入が増えたら積立額を増やす。ボーナス月の設定も検討する
- 年1回のNISA枠の確認:年間120万円の枠を有効活用できているか確認する
- 月1回程度の残高確認:ほどよく状況を把握する程度でOK(深追い不要)
- ライフイベントの前に確認:住宅購入・出産などの前に必要資金を確保する
やってはいけないこと
- ❌ 毎日・毎時間チェックする:短期的な価格変動は気にしなくていい。チェックするほど不安になる
- ❌ 暴落時に売る・積立を止める:暴落は安く買えるチャンス。売ると損失が確定する
- ❌ 積立額を増やすことをためらう:収入が増えたら積立額を増やすことが資産形成を加速させる
- ❌ 「もっと良いファンドに乗り換えよう」と頻繁に考える:乗り換えのたびにコストがかかり、長期の複利効果が途切れる
- ❌ 誰かのSNSを見て焦る:他人の運用結果と比べない。自分のペースで続けることが重要
わたしが2022年の暴落時にオルカンが大きく下落したとき、毎月淡々と積立を続けました。結果的にそれが正解で、その後の回復で含み益が大きく伸びました。「何もしないことが最善の行動」である場面がほとんどです。
オルカン積立30年シミュレーション
「実際にどのくらい増えるの?」という疑問に答えます。以下は積立額×運用年数×年率別のシミュレーションです。オルカンの過去平均リターンはおおよそ年7〜8%ですが、将来の保証はないため参考値として活用してください。
月1万円積立シミュレーション
| 運用年数 | 元本(投入額) | 年率5% | 年率7% |
|---|---|---|---|
| 10年 | 120万円 | 約155万円 | 約173万円 |
| 20年 | 240万円 | 約411万円 | 約524万円 |
| 30年 | 360万円 | 約832万円 | 約1,219万円 |
月3万円積立シミュレーション
| 運用年数 | 元本(投入額) | 年率5% | 年率7% |
|---|---|---|---|
| 10年 | 360万円 | 約466万円 | 約519万円 |
| 20年 | 720万円 | 約1,234万円 | 約1,572万円 |
| 30年 | 1,080万円 | 約2,496万円 | 約3,656万円 |
月5万円積立シミュレーション
| 運用年数 | 元本(投入額) | 年率5% | 年率7% |
|---|---|---|---|
| 10年 | 600万円 | 約777万円 | 約865万円 |
| 20年 | 1,200万円 | 約2,056万円 | 約2,620万円 |
| 30年 | 1,800万円 | 約4,161万円 | 約6,093万円 |
月5万円・年率7%・30年で約6,093万円という計算結果になります。元本1,800万円が約3.4倍になる計算です。これが複利の力です。早く始めるほど、この効果は大きくなります。
※シミュレーションは参考値です。実際の運用成果は市場環境により異なります。元本割れのリスクもあります。
Yuzurihaの始め方実体験|2020年から現在まで
ここでは、わたし(Yuzuriha)の実体験をお伝えします。投資を始めたのは2020年10月のこと。当時はコロナ禍で相場が不安定な時期でしたが、「長期投資なら関係ない」と決断しました。
実は、投資を始めようと思ってから実際に口座を開設するまでに3ヶ月かかりました。「どの証券会社にすべきか」「いくら積立てるべきか」「今のタイミングで始めていいのか」と悩み続けていたのです。今振り返ると、あの3ヶ月間が一番の後悔です。
2020年10月にSBI証券と楽天証券の両方の口座を開設し、月3万円でオルカンの積立をスタートしました。当初はほぼ毎日チェックしていましたが、徐々に「見ても何もすることがない」と気づき、今は月1回ほどしか残高を確認しません。
積立金額は収入の増加に合わせて少しずつ増やし、現在は月10万円(NISAつみたて投資枠フル活用)で積立中です。総資産は約6,000万円(2026年時点)となっており、オルカン一本積立が資産形成の根幹になっています。
始め方で迷っているあなたへ伝えたいのは、「完璧な準備が整ってから始めよう」と思っているうちは永遠に始められないということ。今日から1円でも投資を始める方が、100万円を貯めてから始めるより長期的には大きな差になります。
もうひとつ、わたしが実感していることをお伝えします。「始めた後の不安は、続けるうちに消えていく」ということです。最初の1〜2年は価格変動のたびにドキドキしていましたが、5年以上続けた今では、多少の下落でも全く動じなくなりました。長期投資の感覚は、本を読んで学ぶより、実際に少額でも始めて身をもって体験することで身につきます。今すぐ始めることには、資産形成の効果だけでなく、投資家としての精神的な耐性を育てるという副次的なメリットもあるのです。
よくある質問(FAQ)
Q. 投資経験ゼロでも始められますか?
A. まったく問題ありません。オルカンはインデックスファンドなので、個別株のように銘柄を調べたり、売買タイミングを考えたりする必要がありません。「毎月○円をオルカンに積立てる」という設定を一度行えば、あとは自動で投資が続きます。投資初心者にこそ向いている商品です。
Q. いくらから始めればいいですか?
A. 月100円から始められます。SBI証券も楽天証券も最低100円から積立投資が可能です。ただし、生活に影響が出ない範囲で、できれば月1万円以上から始めることをおすすめします。金額よりも「継続できること」が最も重要です。
Q. SBI証券と楽天証券、どちらがおすすめですか?
A. 1つだけ選ぶならSBI証券をおすすめします。クレカ積立のポイント還元率が最大5%(プラチナプリファード)と高く、三井住友カードのラインナップも充実しています。楽天経済圏をフル活用している方は楽天証券の方が合っている場合もあります。両口座を開設してNISAフル活用する方法もあります。
Q. 始めるタイミングはいつがいい?
A. 今すぐが最善です。「もっと安くなってから買おう」という考え方(タイミング投資)は、長期投資においてほぼ意味をなしません。毎月積立てるドルコスト平均法では、高いときも安いときも関係なく自動で投資が続きます。1日でも早く始めることが、複利効果を最大化します。
Q. 積立設定後、毎日チェックする必要がありますか?
A. 毎日チェックは不要、むしろ逆効果です。短期的な価格変動を見ていると、不安になって積立を止めたり、焦って売ってしまったりするリスクが高まります。オルカンは長期投資の商品。月1回程度の確認で十分です。わたし自身も最初は毎日見ていましたが、今は月1回以下になっています。
Q. 途中で資金が必要になったらどうする?
A. NISA口座の投資信託はいつでも売却・換金できます。ただし、売却してしまうと非課税枠が翌年に復活するものの、積立の継続性が途切れます。緊急事態に備えて、生活費3〜6ヶ月分の生活防衛資金を現金で別途確保してから投資することをおすすめします。そうすることで、投資資金に手をつけずに済みます。
まとめ|今日から5ステップでオルカン積立を始めよう
オルカンの始め方を5つのステップで解説しました。最後に全体の流れを確認しましょう。
| ステップ | やること | 所要時間 |
|---|---|---|
| STEP1 | 証券口座を開設する(SBI証券 or 楽天証券) | 20〜30分(審査3〜5日) |
| STEP2 | 新NISA口座を設定する | 5〜10分(審査1〜2週間) |
| STEP3 | eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を選ぶ | 5分 |
| STEP4 | 積立金額・頻度を設定する | 5〜10分 |
| STEP5 | クレカ積立を設定してポイントも得る | 10〜15分 |
全部合わせても、作業時間は合計1時間以内で完了します。審査期間を除けば、今日中に積立設定まで終えることも可能です。
わたしが3ヶ月間悩んでいたあの時間を、あなたには使わせたくない。完璧な準備が整うのを待っていると、永遠に始められません。「まず口座を開設する」という最初の一歩を、今日踏み出してください。
オルカン一本で積立を続けることで、5年後・10年後・30年後のあなたの資産は大きく変わっています。長期投資は「始めた人」だけが手に入れられる特権です。
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※本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨・勧誘するものではありません。投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資の判断はご自身の責任において行ってください。













