新NISA 2年目の見直しチェックリスト|オルカン積立はこのまま続けてOK【2026年版】

この記事の結論
新NISAでオルカンを積み立てている人は、2年目もそのまま続けてOK。ただし「証券会社のポイント還元率」「積立金額」「リスクの理解」の3つだけ確認しましょう。私自身、2020年からオルカンを積み立て続けた経験から、見直すべきこと・変えなくていいことを解説します。
※この記事は2026年6月時点の情報に基づいています。
「新NISAでオルカンを積み立てて2年。このまま続けていいのか、それとも何か見直すべきなのか?」
SNSでは「オルカン一択は危ない」「2026年は+αが必要」といった声が増えています。2024年に新NISAを始めた人にとって、不安になるのは当然です。
結論から言うと、オルカンの積立方針は変える必要ありません。ただし「買い方」の部分で見直すべき点が3つあります。この記事では、私が2020年からオルカンを積み立ててきた実体験をもとに、2年目にチェックすべきことを具体的に解説します。
新NISA 2年目に「見直し」が必要な人・不要な人
見直し不要:このまま続けてOKな人
- オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)一本で積立を続けている
- 積立金額を無理なく払えている
- 含み損が出ても売る気はない
上記3つに当てはまる人は、今の設定を変える必要はありません。強いて言えば、以下の3つのチェックだけ行ってください。
見直し推奨:3つのケースに当てはまる人
- 2024年のまま証券会社の設定を触っていない → ポイント還元率が変わっている可能性
- 収入が変わった(昇給・転職・副業開始) → 積立額を増やせるかも
- 「オルカン一本で大丈夫?」と不安を感じている → リスクを正しく理解すれば安心できる
【チェック1】証券会社のポイント還元率は最新か?
2024年→2026年で大きく変わったこと
新NISAが始まった2024年と現在(2026年6月)では、各証券会社のクレカ積立還元率が大きく変わっています。
| 証券会社 | 2024年の還元率 | 2026年6月の還元率 | 変更点 |
|---|---|---|---|
| SBI証券×三井住友(NL) | 最大5.0% | 0〜0.5% | 年間カード利用額の条件制に改悪 |
| 楽天証券×楽天カード | 0.5% | 0.5% | 変更なし |
| マネックス証券×dカード | 1.1% | 1.1% | 変更なし |
| SBI証券×ゴールド(NL) | 最大5.0% | 0〜1.0% | 年間100万利用で永年無料+1.0%に |
特にSBI証券×三井住友カード(NL)は、2024年11月に還元率が大幅に引き下げられました。2024年から設定を触っていない人は、年間カード利用額10万円未満だと還元率が0%になっている可能性があります。
乗り換えるべきか判断する基準
現在の証券会社のポイント還元に不満がある場合でも、NISA口座の変更は年1回しかできません(10月〜翌年9月に手続き)。さらに、変更前の口座で保有している商品はそのまま残り、新しい口座に移管はできません。
乗り換えのコスト(手間と時間)を考えると、ポイント還元率の差が年間数千円以下なら、乗り換えない方が合理的です。
【チェック2】積立金額は収入に合っているか?
月収別の適正積立額(2026年版)
投資に回す金額の目安は手取り収入の10〜20%です。2024年に設定した金額が、今の収入に合っているか確認しましょう。
| 手取り月収 | 積立目安(10%) | 積立目安(20%) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 20万円 | 2万円 | 4万円 | まずは2万円から。生活費を圧迫しない範囲で |
| 25万円 | 2.5万円 | 5万円 | 5万円ならクレカ積立のポイント還元が効く |
| 30万円 | 3万円 | 6万円 | 余裕があれば成長投資枠も検討 |
| 40万円 | 4万円 | 8万円 | 月10万円(つみたて枠上限)が視野に |
成長投資枠は使うべきか?
つみたて投資枠(年120万円 = 月10万円)をまだ使い切っていないなら、成長投資枠は後回しでOKです。つみたて枠を先に埋めるのが最も効率的です。
つみたて枠を使い切っている場合は、成長投資枠でもオルカンを追加購入できます。私もこの方法で年間360万円のNISA枠を活用しています。
【チェック3】オルカン一本のリスクを理解しているか?
米国株60%の集中リスク
「全世界に分散しているから安心」と思われがちですが、オルカンの約60%は米国株です。2025年のトランプ関税ショックでは、オルカンもS&P500と同じように下落しました。「全世界=安全」ではなく、「全世界=世界中の株式リスクを取る」ことを理解しておく必要があります。
円高で基準価額が下がる仕組み
オルカンは為替ヘッジなしのため、円高が進むと基準価額が下がります。2026年はドル安(円高)トレンドが続いており、株価が上がっても円建ての基準価額が伸びにくい状況です。ただし、これは長期的には平均化されるため、積立投資なら気にしすぎる必要はありません。
それでもオルカン一本でいい理由
リスクを理解した上で、私がオルカン一本を続ける理由は3つです。
- 自動リバランス — 米国株の比率が下がれば、自動的に他の国の比率が上がる仕組み
- 判断を減らせる — 「何を足すか」で迷う時間がゼロ。迷うこと自体がリスク
- 6年間の実績 — 私は2020年からオルカンの積立を一度もやめず、オルカン単体で含み益1,400万円超を達成(総資産はオルカン+個別株+現金で約6,000万円)
「オルカン+α」が話題になるたびに心が揺れるなら、それは「αの選び方に自信がない」ということ。自信がないものに投資するより、オルカン一本の方がよほど合理的です。
私の2年目の見直し結果|変えたこと・変えなかったこと
変えなかったこと:オルカン一本の方針
私は2020年からオルカンの積立を続けています。個別株投資も並行していますが、オルカンの積立方針は一度も変えていません。2022年にはオルカンの含み損が200万円を超えましたが、売らずに続けた結果、2026年6月現在でオルカン単体の含み益は1,400万円を超えました。総資産はオルカン+個別株+現金で約6,000万円です。
変えたこと:クレカ積立の設定と積立額
| 見直し項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| クレカ積立 | 月3万円 | 月10万円(つみたて枠上限) |
| 成長投資枠 | 未使用 | オルカンを追加購入 |
| クレカのグレード | 三井住友(NL) | 三井住友ゴールド(NL)に変更 |
つまり、「何に投資するか」は変えず、「どう買うか」だけを最適化しました。これが2年目の見直しの正しいアプローチだと考えています。
2年目に絶対やってはいけない3つのこと
1. SNSの情報に振り回されて銘柄を変える
「S&P500の方がリターンが高い」「インド株が来る」「金を足すべき」——こうした情報は毎月のように流れてきます。しかし、銘柄を頻繁に変えると売却益に税金がかかり、複利の効果がリセットされます。2年目で最も大切なのは「変えないこと」です。
2. 含み益が出たからと利益確定する
「利益が出ているうちに売った方がいいのでは?」と思う気持ちはわかります。しかし、NISAの最大の強みは非課税で複利を回せること。途中で売ると、その恩恵を自ら手放すことになります。
3. 暴落時に積立を止める
2025年4月のトランプ関税ショックでは、多くの人が積立を止めました。しかし、その後5〜6月で急回復し、積立を続けた人は安い価格で多く買えた分、大きなリターンを得ています。
よくある質問(FAQ)
Q. 「オルカン一択は危ない」という記事を見ました。本当ですか?
米国株への集中リスクがあるのは事実です。ただし、オルカンは時価総額に応じて自動的に国別比率を調整します。米国の比率が下がれば、自動的に他の国の比率が上がります。「危ない」と言っている記事の多くは、より複雑な投資商品を売りたいメディアが書いていることも覚えておきましょう。
Q. 2年目で証券口座を変えたい場合、どうすればいい?
NISA口座の変更は10月〜翌年9月に手続きすれば、翌年から新しい証券会社でNISA口座を使えます。ただし、旧口座の保有商品は移管できないため、そのまま残ります。詳しくはオルカンへの乗り換えガイドをご覧ください。
Q. つみたて投資枠を使い切ったら、成長投資枠でもオルカンを買うべき?
はい、オルカンは成長投資枠でも購入できます。私自身、つみたて枠(月10万円)+成長投資枠(月20万円)で合計夫婦の積立投資枠(月10万円×2人)でオルカンに積立投資しています。詳しくは新NISA 年間360万円フル活用ガイドをご覧ください。
Q. 2024年に買ったオルカンの含み益はいくらくらいが普通?
2024年1月に月3万円で始めた場合、2026年6月時点の投資元本は約90万円。年率10%程度のリターンがあったと仮定すると、含み益は約9〜15万円程度です。ただし、為替や相場状況で大きく変動するため、あくまで目安です。
まとめ|2年目は「確認して安心する」ための見直し
新NISA 2年目に必要なのは、投資方針の変更ではなく「買い方」の確認です。
- チェック1:証券会社のポイント還元率が改悪されていないか確認
- チェック2:収入に合った積立額になっているか確認
- チェック3:オルカン一本のリスクを正しく理解できているか確認
この3つを確認して「問題なし」と判断できれば、あとは何もしなくて大丈夫です。私は6年間、オルカンの積立方針を一度も変えていません。オルカン単体の含み益は1,400万円を超えています。焦らず、淡々と、3年目もオルカンを積み立てていきましょう。
※この記事の情報は2026年6月時点のものです。各証券会社の還元率・制度内容は変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。投資は元本保証がなく、自己責任で行ってください。















