「オルカンって情報技術ばかりじゃない?」「どの業種に投資しているのか知りたい」

オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)は世界47カ国に分散投資していますが、セクター(業種)の偏りも重要なポイントです。

この記事では、オルカンのセクター別構成比率を一覧で解説し、各セクターの特徴と投資家が押さえるべきポイントをまとめます。

オルカンのセクター別構成比率

以下は2026年3月末時点のMSCI ACWIのセクター別構成比率です。

順位セクター比率比率イメージ
1情報技術26.3%
2金融16.8%
3資本財・サービス11.2%
4一般消費財9.4%
5ヘルスケア8.9%
6通信サービス8.4%
7生活必需品5.4%
8エネルギー4.6%
9素材4.0%
10公益事業2.8%
11不動産2.2%

※2026年3月末時点。iShares MSCI ACWI ETFの公表データに基づく。参考として、オルカン本体である「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」公式サイトで公表されている月次レポート(2026年3月31日現在)でも、情報技術25.7%・金融16.6%とほぼ同水準の比率が示されています。

各セクターの特徴と代表銘柄

情報技術(26.3%)— 最大セクター

マイクロソフト、アップル、エヌビディアなど。AI・クラウド・半導体の成長で比率が拡大し続けています。10年前は約15%だったものが、現在は26%超に成長しました。

金融(16.8%)— 第2位

JPモルガン、バークシャー・ハサウェイ、ビザなど。銀行・保険・決済の大手企業が含まれます。景気循環の影響を受けやすいセクターです。

資本財・サービス(11.2%)— 第3位

キャタピラー、ボーイングなどの製造業。インフラ投資や防衛関連の需要に影響されます。

一般消費財(9.4%)

アマゾン、テスラ、トヨタなど。景気が良いと伸びやすい「景気敏感」セクターです。

ヘルスケア(8.9%)

イーライリリー、ユナイテッドヘルス、ノボ・ノルディスクなど。高齢化社会で長期的な成長が期待されるディフェンシブセクターです。

セクター構成から見えるオルカンの特徴

1. 情報技術+通信で約35%

「情報技術」と「通信サービス」(Google、メタを含む)を合わせると約35%がテック関連です。オルカンはテクノロジーの成長に大きく連動しています。情報技術セクターの上位にはアップルやマイクロソフトなどアメリカ企業が並んでおり、国別の構成比率で見てもアメリカが6割超を占める点と表裏一体の関係にあります。

2. ディフェンシブセクターも約17%

ヘルスケア(8.9%)+生活必需品(5.4%)+公益事業(2.8%)で約17%。景気が悪化しても比較的安定するセクターが一定割合を占めています。

3. セクター比率は自動で変わる

10年前は情報技術が約15%でしたが、GAFAMの成長で26%に拡大しました。もしAIバブルが崩壊してテック株が下落すれば、比率は自動的に低下し、代わりに成長したセクターの比率が上がります。自分で業種を選ぶ必要がないのがオルカンの強みです。

オルカンのセクター比率はこの1年でどう変わった?

セクター比率は固定ではなく、値上がりした業種の割合が自然に増える仕組みです。オルカン本体の公式月次レポートをもとに、主要5セクターの比率がこの1年でどう変化したかを見てみます。

セクター2025年3月2025年9月2026年3月
情報技術23.1%26.6%25.7%
金融17.7%17.2%16.6%
資本財・サービス10.4%10.5%11.1%
一般消費財・サービス10.5%10.5%9.2%
ヘルスケア10.1%8.2%8.8%

※出典: 「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」公式月次レポート(各月末時点、組入上位10業種データより)

この1年で最も動いたのは情報技術です。2025年3月の23.1%から半年で26.6%まで上昇した後、2026年3月は25.7%とやや落ち着いています。一本調子で増え続けているわけではなく、半年単位で見ても上下することがわかります。一方、金融は17.7%→17.2%→16.6%と3期連続でじわじわ低下しており、情報技術の存在感が相対的に強まる形になっています。比率は自分で調整する必要がなく、市場の動きに応じて自動的に変わるのがオルカンの特徴です。

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※本記事の構成比率は2026年3月末時点のデータに基づいています。比率は時価総額の変動により日々変化します。投資判断は自己責任でお願いいたします。

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Yuzuriha
2015年投資開始。2020年10月からオルカン主軸の長期投資へシフトし毎月10万円積立中!大きな暴落でも売らずに続けた結果、オルカンは約2,800万到達(2026年8月時点)。暴落で不安になった時に「長期投資を続けよう!」と思えるサイトを目指します。