オルカンがFund of the Year 2025で3部門1位に選出|2026年7月最新実績も解説
eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)が、個人投資家の投票による「Fund of the Year 2025」で3部門1位に選ばれました。純資産総額は13兆円を突破し、コスト・実績面でも存在感を示しています。この記事では受賞の中身と、2026年7月31日時点の最新データをあわせて解説します。
「オルカン、最近ニュースで見たけど何がすごいの?」「今から始めても遅くない?」——そんな疑問に答えるため、三菱UFJアセットマネジメントの公式月次レポート(2026年7月31日現在)をもとに受賞理由をまとめました。あわせて最新の基準価額・純資産・騰落率も解説します。読み終えるころには、今回の受賞ニュースをどう受け止めればよいかが分かるはずです。
結論|オルカンがFund of the Year 2025で3部門1位、純資産13兆円突破の最新実績
オルカンは「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year 2025」において、インデックス部門・総合部門(参考)・投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year部門(参考)の3部門で1位を獲得しました。投票期間は2025年11月1日から11月30日で、総投票者数は292名(インデックス部門267名、アクティブ部門134名。1人で両部門に投票できるため単純合計とは一致しません)です。
あわせて、2026年7月31日時点の基準価額は37,521円、純資産総額は約13兆157億円に達しています。低コストと運用実績の両面が評価された結果といえそうです。以下、受賞の仕組みと最新データを順に見ていきます。
Fund of the Year 2025とは?投票者292名が選ぶ投資信託アワードの仕組み
Fund of the Yearは、証券会社や銀行で販売されている投資信託の中から、個人投資家の投票によって優れたファンドを選ぶ企画です。対象ファンドはモーニングスターの分類に準じて運営委員会が選定し、その中から投票者が実際に選ぶ形式になっています。
投票者はインデックス部門で最大3本、アクティブ部門で最大3本、合計最大6本のファンドに投票できます。配点は1本目が3点、2本目が2点、3本目が1点で自動的に決まる仕組みです。2025年の投票期間は2025年11月1日〜11月30日で、総投票者数は292名でした(インデックス部門267名、アクティブ部門134名)。
この投票者数は、証券会社が主催する大規模アンケートに比べると母数は限られています。とはいえ、実際に投資信託を保有・比較検討している個人投資家の声を反映した企画である点は、参考情報として押さえておく価値があると考えられます。
オルカンがインデックス部門・総合部門(参考)・投信ブロガー部門(参考)で1位になった理由
圧倒的な低コスト(信託報酬0.05775%以内)と純資産規模
オルカンの信託報酬は年率0.05775%(税抜0.0525%)以内で、全世界株式に投資するインデックスファンドの中でも低コスト水準にあります。信託報酬に監査費用などを加えた総経費率の実績値については、オルカンの信託報酬・総経費率まとめで詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
純資産総額は2026年7月31日時点で約13兆157億円に達しており、規模の大きさは運用の安定性や流動性の面でプラスに働く傾向があります。低コストと大規模な純資産の両立が、投票の際の評価ポイントの一つになったと考えられます。
個人投資家からの評価が集まる理由
オルカンは1本で日本を含む先進国・新興国の株式に分散投資できる商品設計になっています。組入銘柄数は2,414銘柄にのぼり、個別に国や銘柄を選ぶ手間をかけずに世界経済全体の成長を取り込める点が、初心者からベテランまで幅広い層に支持される理由の一つとされています。
NISAのつみたて投資枠の対象商品でもあり、少額から積立を始めやすいことも、投信ブロガー部門(参考)を含む複数部門での高評価につながったと考えられます。
【2026年7月時点】オルカンの基準価額・純資産・騰落率の最新データ
基準価額37,521円・純資産総額13兆円・組入銘柄2,414銘柄
三菱UFJアセットマネジメントの公式月次レポート(2026年7月31日現在)によると、オルカンの基準価額は37,521円(前月末比-496円)、純資産総額は約13兆157億円、組入銘柄数は2,414銘柄です。資産配分は国内株式5.1%、先進国株式(除く日本)83.7%、新興国株式11.2%となっています(後述の国別構成比における「日本5.0%」とはマザーファンド単位と個別銘柄単位で分類方法が異なるため、数値がわずかに異なります)。
基準価額と純資産総額は毎月変動するため、最新の推移を継続的に追いたい場合はオルカンの基準価額・純資産総額推移まとめで長期チャートを確認していただくのがおすすめです。この記事では、あくまで2026年7月時点のスナップショットとして紹介します。
騰落率の推移(1ヶ月-1.3%〜設定来+275.2%)
期間別の騰落率は以下のとおりです。ベンチマークとの比較もあわせて掲載します。
| 期間 | オルカン | ベンチマーク |
|---|---|---|
| 過去1ヶ月 | -1.3% | -1.4% |
| 過去3ヶ月 | +4.5% | +4.3% |
| 過去6ヶ月 | +11.2% | +11.1% |
| 過去1年 | +29.5% | +29.1% |
| 過去3年 | +87.5% | +86.9% |
| 設定来 | +275.2% | +273.2% |
直近1ヶ月は-1.3%とマイナスですが、3ヶ月・6ヶ月・1年・3年・設定来のいずれもプラスで推移しています。過去の実績が将来の運用成果を保証するものではない点にはご注意ください。
組入上位の国・業種・銘柄は今どうなっているか
上位10ヵ国・10業種の構成比
国別構成比はアメリカが63.1%と過半を占め、日本5.0%、イギリス3.2%と続きます。
| 順位 | 国 | 構成比 |
|---|---|---|
| 1 | アメリカ | 63.1% |
| 2 | 日本 | 5.0% |
| 3 | イギリス | 3.2% |
| 4 | カナダ | 3.0% |
| 5 | 台湾 | 2.8% |
| 6 | フランス | 2.1% |
| 7 | スイス | 2.1% |
| 8 | 韓国 | 2.0% |
| 9 | ドイツ | 1.9% |
| 10 | オーストラリア | 1.4% |
業種別では情報技術が29.6%で最も高く、金融17.1%、資本財・サービス10.7%と続いています。
| 順位 | 業種 | 構成比 |
|---|---|---|
| 1 | 情報技術 | 29.6% |
| 2 | 金融 | 17.1% |
| 3 | 資本財・サービス | 10.7% |
| 4 | 一般消費財・サービス | 8.6% |
| 5 | ヘルスケア | 8.4% |
| 6 | コミュニケーション・サービス | 7.6% |
| 7 | 生活必需品 | 4.8% |
| 8 | エネルギー | 3.9% |
| 9 | 素材 | 3.6% |
| 10 | 公益事業 | 2.5% |
上位10銘柄の顔ぶれ(APPLE・NVIDIA・MICROSOFTなど)
個別銘柄では、APPLEが4.8%で1位、NVIDIAが4.4%で2位、MICROSOFTが3.1%で3位となっています。上位には米国の主要IT・半導体関連銘柄が並んでいます。
| 順位 | 銘柄 | 構成比 |
|---|---|---|
| 1 | APPLE INC | 4.8% |
| 2 | NVIDIA CORP | 4.4% |
| 3 | MICROSOFT CORP | 3.1% |
| 4 | AMAZON.COM INC | 2.2% |
| 5 | ALPHABET INC-CL A | 1.9% |
| 6 | BROADCOM INC | 1.7% |
| 7 | TAIWAN SEMICONDUCTOR | 1.6% |
| 8 | ALPHABET INC-CL C | 1.5% |
| 9 | META PLATFORMS INC-CLASS A | 1.2% |
| 10 | MICRON TECHNOLOGY INC | 1.0% |
上位10銘柄の合計は全体の23.4%程度で、2,414銘柄に幅広く分散されている点も特徴です。特定企業への依存度が過度に高くない構成になっていると考えられます。
直近1ヶ月-1.3%の下落は気にする必要があるのか
2026年7月時点の騰落率を見ると、過去1ヶ月は-1.3%とマイナスでした。一方で3ヶ月以上の期間ではいずれもプラスで推移しています。短期的な下落局面だけを見て一喜一憂する必要は薄いとする見方もあります。
オルカンのような全世界株式インデックスファンドは、世界経済全体の成長を取り込む設計上、月単位・週単位での値動きはある程度避けられません。長期・積立・分散を前提とした商品である点を踏まえると、1ヶ月の下落幅だけで投資判断を大きく変える必要性は低いとされる傾向があります。
ただし、これは特定の投資行動を推奨するものではありません。今後の値動きを保証するものでもないため、最終的な判断はご自身の投資目的やリスク許容度に照らして行っていただく必要があります。
この受賞ニュースが参考になる人・ならない人
参考になりやすい人は、これから全世界株式インデックスファンドを比較検討している方や、すでにオルカンを保有していて客観的な評価軸を確認したい方です。Fund of the Yearの結果は、個人投資家からの支持度合いを知る材料の一つになります。
参考になりにくい人は、特定の個別株やアクティブファンドでの短期的な値上がり益を狙っている方です。また、投票結果や受賞歴だけを根拠に投資判断を下すのは避けたほうがよいと考えられます。あくまで数ある判断材料の一つとして活用することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q. Fund of the Yearとは何ですか?
A. 証券会社・銀行で販売されている投資信託の中から、個人投資家の投票によって優れたファンドを選ぶ企画です。2025年は投票期間2025年11月1日〜11月30日、総投票者数292名で実施されました。
Q. 投票者292名(インデックス267名/アクティブ134名)の内訳は何を意味しますか?
A. インデックス型ファンドに投票した人が267名、アクティブ型ファンドに投票した人が134名だったことを示します(重複投票を含む集計)。母数は大規模アンケートに比べ限られるため、参考情報の一つとして捉えるのが適切と考えられます。
Q. 直近の下落局面でも積立を続けるべきですか?
A. 一律の正解はありません。オルカンは長期・積立・分散を前提とした商品設計であり、短期の下落だけで判断を変える必要は薄いとする見方もありますが、最終的な判断はご自身の状況に応じて行う必要があります。
Q. 今から始めても遅くないですか?
A. 純資産総額13兆円という規模は、すでに多くの投資家が長期で保有していることを示しています。開始タイミングの是非は一概には言えませんが、低コストで世界分散投資を続けられる商品性自体は今後も変わらないと考えられます。
まとめ|Fund of the Year 3冠受賞とデータが示すオルカンの今
オルカンは「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year 2025」でインデックス部門・総合部門(参考)・投信ブロガー部門(参考)の3部門で1位に選ばれました。低コストと純資産規模の大きさが評価された背景にあると考えられます。
2026年7月31日時点の基準価額は37,521円、純資産総額は約13兆157億円、直近1ヶ月の騰落率は-1.3%でした。短期の下落はあるものの、3ヶ月以上のより長い期間ではプラスで推移しています。受賞ニュースと最新データの両方を踏まえ、ご自身の投資判断の参考にしていただければ幸いです。
本記事は三菱UFJアセットマネジメント公式月次レポート(2026年7月31日現在)をもとに作成した情報提供を目的としたものであり、特定の投資信託の購入・売却を推奨するものではありません。基準価額・純資産総額・騰落率は日々変動します。投資判断はご自身の責任において、最新の目論見書や公式情報をご確認のうえ行ってください。過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません。
