「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)を積み立てているけれど、もう少し深く仕組みを理解したい」「インデックス投資を続ける自信をつけたい」——そんな方向けに、私が実際に参考にしてきた書籍・評判の高い書籍を12冊、レベルごとに3冊ずつ厳選して紹介します。

投資を始めたばかりの初心者から、積立を継続中の方、より高度な知識を求める中級者、そして定年後の取り崩し期の方まで、今のご自身のフェーズに合わせて選べるようにレベル別にまとめました。気になる本の表紙をタップすると、詳しい紹介にジャンプします。

オルカン投資家におすすめの書籍12選

① これからオルカンを始める方に
② 積立を続けている方に
③ もっと深く学びたい方に
④ 資産を取り崩していく方に

1. ほったらかし投資術 全面改訂 第3版

著者:山崎元・水瀬ケンイチ|① これからオルカンを始める方に

ほったらかし投資術 全面改訂 第3版

経済評論家の山崎元氏と、著名インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチ氏による共著で、7年ぶりに全面改訂された第3版です。新NISA制度に対応し、口座開設の手順やよくある質問への回答まで、初心者が迷わず実践できる形にまとめられています。「結局どのファンドを、どう買えばいいのか」をシンプルな結論で示してくれる、最初の1冊として読みやすい内容です。

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2. 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 新NISA対応 超改訂版

著者:山崎元|① これからオルカンを始める方に

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 新NISA対応 超改訂版

経済評論家の山崎元氏と、投資の知識がない「素人役」との対話形式で進む人気シリーズです。専門用語をほとんど使わず、「eMAXIS Slim全世界株式をSBI証券や楽天証券でNISA・iDeCoを使って、無理のない範囲で淡々と買い続ける」という結論まで、会話を読み進めるだけでたどり着けます。活字が苦手な人、投資の本を読んでも挫折してしまった経験がある人におすすめの入門書です。

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3. 本当の自由を手に入れる お金の大学 改訂版

著者:両@リベ大学長|① これからオルカンを始める方に

本当の自由を手に入れる お金の大学 改訂版

YouTubeチャンネル「リベラルアーツ大学」を運営する両@リベ大学長氏による、お金にまつわる5つの力を網羅的に解説する一冊です。投資(オルカンを含むインデックス投資)はその中の一部で、固定費の見直しや保険の選び方、詐欺の避け方など、家計全体を整えたい人向けの内容になっています。オルカン投資そのものよりも、まず土台となる家計管理を固めたい人におすすめです。

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4. お金は寝かせて増やしなさい 改訂版

著者:水瀬ケンイチ|② 積立を続けている方に

お金は寝かせて増やしなさい 改訂版

2005年からインデックス投資ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」を運営する水瀬ケンイチ氏による著書の改訂版です。始め方から出口戦略まで一通り解説されているのに加え、ご自身の資産推移を包み隠さず公開している点が特徴です。含み損を抱えた時期の心境なども赤裸々に語られており、相場が荒れたときに読み返すと精神的な支えになる一冊です。

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5. サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

著者:モーガン・ハウセル|② 積立を続けている方に

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

投資助言メディア「モトリーフール」の元コラムニストであるモーガン・ハウセル氏による著書です。知識やスキルよりも、お金にまつわる「行動」や「心理」のほうが資産形成の結果を左右するという視点から、豊富なエピソードで解説しています。理屈は分かっているのに暴落時につい売ってしまう、続けることに不安を感じる、という人に向いた一冊です。

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6. オルカン思考 世界経済を味方につける「長期投資」の教科書

著者:代田秀雄|② 積立を続けている方に

オルカン思考 世界経済を味方につける「長期投資」の教科書

代田秀雄氏は三菱UFJアセットマネジメントで「eMAXIS Slim」シリーズ、なかでもオルカンの企画・立案に携わった人物で、本書が一般読者向けとしては初の著書です。オルカンがなぜ「世界経済を味方につける」設計になっているのか、指数連動という仕組みの背景にある考え方を、作り手自身の言葉で解説しています。オルカンを保有しているけれど「結局何に投資しているのか」を作り手目線で理解したい人におすすめです。

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7. ウォール街のランダム・ウォーカー 原著第13版 株式投資の不滅の真理

著者:バートン・マルキール|③ もっと深く学びたい方に

ウォール街のランダム・ウォーカー 原著第13版 株式投資の不滅の真理

プリンストン大学教授のバートン・マルキール氏による、1973年の初版から改訂を重ねてきた投資の古典です。第13版は原著刊行50周年を記念した版で、ESG投資やミーム株など近年のトピックも加筆されています。「なぜ市場に勝ち続けることは難しいのか」を豊富なデータで示しており、インデックス投資という選択の理論的な裏付けを深く知りたい人向けの一冊です。ページ数は多めなので、じっくり読みたい人向けです。

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8. 敗者のゲーム 原著第8版

著者:チャールズ・エリス|③ もっと深く学びたい方に

敗者のゲーム 原著第8版

投資顧問会社グリニッジ・アソシエイツの創業者であるチャールズ・エリス氏による、資産運用の常識を変えたとされるロングセラーです。プロでも市場に勝ち続けるのは難しいという前提に立ち、「いかに負けないか」に焦点を当てた考え方を展開しています。個別銘柄選びやタイミング投資に心が動きそうになったときに、読み返す価値のある一冊です。

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9. あぶないオルカン

著者:前田昌孝|③ もっと深く学びたい方に

あぶないオルカン

証券ジャーナリストで日本経済新聞の元記者である前田昌孝氏が、2026年7月に刊行した比較的新しい一冊です。オルカンへの資金集中や「一本で安心」という空気に対して、データを踏まえた懐疑的な視点を投げかけています。推奨一辺倒ではなく、リスクや構造的な弱点も含めて理解しておきたい人、購入判断を多角的に検討したい人に向いています。「オルカン思考」と合わせて読むと、生みの親側と外部の検証側、両方の視点が得られます。

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10. お金の賢い減らし方 90歳までに使い切る

著者:大江英樹|④ 資産を取り崩していく方に

お金の賢い減らし方 90歳までに使い切る

証券会社で個人資産運用・企業年金コンサルティングに携わった大江英樹氏による著書です。「できるだけ多くのお金を残して死ぬ」という日本人にありがちな発想を問い直し、資産をどう取り崩し、どう使えば人生後半が豊かになるかを具体的に提案しています。積立・運用のフェーズを終え、これから資産を取り崩していく定年後の方に向いた一冊です。

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11. DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

著者:ビル・パーキンス|④ 資産を取り崩していく方に

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

ヘッジファンド運用者であるビル・パーキンス氏による、世界的ベストセラーです。資産を貯め込んだまま人生を終えるのではなく、健康や気力があるうちに経験へお金を使うことの価値を、具体的な考え方とともに説いています。「取り崩すのが怖い」「使うことに罪悪感がある」という気持ちに向き合いたい方に、資産形成の本とは違う角度から気づきを与えてくれる一冊です。

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12. 60代からの資産「使い切り」法 今ある資産の寿命を伸ばす賢い「取り崩し」の技術

著者:野尻哲史|④ 資産を取り崩していく方に

60代からの資産「使い切り」法 今ある資産の寿命を伸ばす賢い「取り崩し」の技術

退職後世代の資産活用を専門とするフィンウェル研究所代表・野尻哲史氏による著書です。退職後を「使いながら運用する時期(65〜80歳)」と「使うだけの時期(80〜100歳)」の2段階に分け、それぞれに適した取り崩し方を具体的に解説しています。DIE WITH ZEROが考え方を示す本だとすると、こちらは日本の年金・制度を踏まえた実践的な技術書という位置づけです。

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