オルカン交付目論見書解説|2026年1月24日

「オルカンの目論見書って毎年何が変わっているの?」
「信託報酬は下がった?純資産は増えた?」
そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
本記事では、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の2026年1月版目論見書と2025年7月版を比較し、前回からの変化点に注目して分かりやすく解説します。
結論から言うと、大きな制度変更はありませんが、純資産の増加・指数構成比率の変化・実質コストの安定が重要ポイントです。
長期投資家にとって見逃せない内容を、やさしく丁寧に解説します。
目次
① 純資産総額がさらに拡大
2025年版:純資産総額 約5兆3,812億円(2025年4月末)
2026年版では、さらに増加傾向が続いています。
オルカンは国内最大級のインデックスファンドですが、純資産の増加は次の点で重要です。
- 信託報酬の段階的引き下げが適用されやすい
- 売買効率が向上しやすい
- ファンドの安定性が高まる
純資産規模が拡大していることは、投資家からの支持が継続している証拠でもあります。
② 信託報酬の変更はあった?
2025年版の信託報酬は以下の通りでした。
年率0.05775%(税込)以内
純資産総額に応じて段階的に引き下げられる仕組みは継続されています。
2026年版でも基本水準に変更はありません。
つまり、
- 値上げなし
- 実質的な低コスト維持
- 業界最安水準クラスを継続
という点が確認できます。
コストが上がらないことは、長期投資家にとって非常に重要です。
③ 総経費率(実質コスト)の安定
2025年版の総経費率は以下でした。
- 総経費率:0.08%
- 運用管理費用:0.06%
- その他費用:0.02%
2026年版でも大きな上昇は見られず、低水準を維持しています。
ここで重要なのは、表面上の信託報酬だけでなく、総経費率が安定していることです。
実質コストが増えていない点は安心材料といえます。
④ 国・地域構成比率の変化
2025年3月末時点の構成比率では、
- アメリカ:約64.5%
- 日本:約4.9%
- 新興国:約10.3%
- 先進国:約89.7%
2026年版では、米国比率が引き続き高水準となっています。
これはMSCI ACWI指数の時価総額加重方式によるものです。
特定の国に偏っているように見えますが、世界の時価総額構成をそのまま反映しているという理解が正しいです。
⑤ 組入上位銘柄の変化
2025年版では上位銘柄は以下でした。
- Apple
- Microsoft
- NVIDIA
- Amazon
- Meta
2026年版でも米国大型ハイテク株が中心です。
指数連動型である以上、構成銘柄はMSCI ACWIの変更に連動します。
個別銘柄の変動はありますが、運用方針そのものに変更はありません。
⑥ 制度・NISA関連の確認
2025年版では、
- 新NISA「成長投資枠」「つみたて投資枠」対象
- 分配方針は原則0円(成長重視)
- 為替ヘッジなし
2026年版でも変更はありません。
分配実績は引き続き設定来0円で、再投資効率を優先しています。
まとめ|今回の目論見書変更の本質
今回の比較で分かったポイントを整理します。
- 信託報酬に変更なし(超低コスト維持)
- 総経費率も安定
- 純資産は拡大傾向
- 指数連動方針に変更なし
- 新NISA対応継続
つまり今回の改訂は、「安定的な継続確認」型の改訂といえます。
大きな制度変更はなく、低コスト・分散投資・成長重視という基本方針が維持されています。
長期積立投資を続けている方にとっては、安心できる内容です。
今後も目論見書は年1回程度改訂されます。
定期的に確認することで、自分の投資方針とズレがないかをチェックする習慣を持ちましょう。
当サイトでは、今後もオルカン関連の最新情報をわかりやすく解説していきます。
オルカンを保有する上で重要な情報をまとめています。ぜひご覧ください。











