生活費

小学生の平均的なお小遣いはいくら?多すぎてはいけない3つの理由。

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皆さん毎月少しでも多く投資にお金を回して早くFIREしたいはず。FIREを目指すものとして当然の考えです。
子供が小学生に入るとお小遣いを渡す家庭は多いですが、子供のお小遣いだとしても子供の人数が多ければ馬鹿になりません。子供が大きくなればお小遣いの金額も上げていくことになりますよね。私は2人子供おり、合わせて月5000円程お小遣いを渡しています。お店の支払いと違い、お金を渡しても何も商品が返ってこないのは虚しさを感じています。

給料はなかなか上がらないのにお小遣いは上げなければない。自分の給料の上昇率よりもお小遣いの上昇率が高ければ、家計の中の支出(お小遣い)の割合が増えているという事です。何もしなくてもお小遣いの金額は上がり、貰ったお小遣いは自由に使える子供ってうらやましいですね。

インフレが進み物価が上昇する中、自分の子供の頃貰っていた金額でよいのか悩んでいませんか?子供のうちから大金は持たせたくないけど、周りの子と同じくらいは渡してあげたいものです。学研教育総合研究所の資料から小学生の平均的なお小遣いを見ていきましょう。

お小遣いを貰っている小学生は約4割。中央値は月額500円

学研教育総合研究所の結果からお小遣いの月額の平均値とお小遣いを貰っている子の割合を見てみましょう。学年が上がるにつれお小遣いを貰う子供の割合も金額も上昇する傾向です。小学4年生の子が多いのはバラツキによるものでしょう。各学年で男女100人の計200人のデータですが偏りは発生します。「小学5年生になるとお小遣いが減る」というのは違和感がありますし納得できる理由も思いつきません。

出典:学研教育総合研究所 | 2022年9月

昔に比べて自分でお金を支払う機会が少ない

私が子供の頃は、小学生になると友達と自転車で走り回っていましたが最近の子は違います。私の住んでいる地域では低学年の間は公園に親もついていき遊んでいる姿を見守っています。登下校時も親やご近所の方が子供たちを見守っているのです。

昔に比べて今は危険がいっぱい、という訳ではなく時代が進むについて考え方が欧米に追い付いてきたのだと思います。例えばニューヨークでは13歳未満の児童を一人にすることは違法になり、警察に保護され親は逮捕されます。鍵のかかった自宅で1人で留守番するのもNGです。日本は欧米の2風習や思想が20年~30年後に入ってくることが多いので本件もその流れの1つだと考えています。

常に親と一緒にいれば、子供がお金を払う機会が減るのは当然です。

お小遣いの使い道TOP10

次にお小遣いの使い道です。「毎月貰っているお小遣いの主な使い道は?」に対し当てはまるもの全てに回答した結果です。

小学生もコンビニで買い物をするので1位が食べ物なのは納得です。2位が貯金なのは子供も不景気だったり将来への不安を感じているという事でしょうか。オンラインゲームやアプリへの課金がランクインしているのに時代を感じます。意外だったのはマンガがランキングにいないことです。私が子供だった30年前だったら間違いなくランクインしていたはずです。最近はマンガアプリで無料のマンガを読める時代ですし、今時の小学生は本屋で紙の本をお小遣いで購入するという機会はないのかもしれません。

お小遣いの使い道

1位 お菓子などの食べ物 47.4%
2位 貯金 42.5%
3位 おもちゃ 29.5%
4位 文房具 20.7%
5位 キャラクターグッズ 18.1%
6位 ゲーム機、ソフト 13.6%
7位 オンラインゲーム、アプリ 7.5%
8位 アクセサリー 6.0%
9位 洋服 4.7%
10位 スポーツ用品 1.9%

出典:学研教育総合研究所 | 2022年9月

お小遣い多すぎは良くない2つの理由

世界的にみると子供が自由に使えるお金を渡される日本は少数派のようです。しかし、お小遣い制度には子供の金銭感覚を鍛えると言われていますが、多く上げすぎてしまうとメリットが損なわれてしまいます。今回はお小遣いが多すぎが良くない理由を2つ紹介します。

・計画性が身につかない

金額が多すぎると自由にお金を使っても十分足りてしまいます。そうなると欲しいけど高いから我慢しよう、お小遣いを貯めてゲームを買おう、という機会が失われてしまいます。大人にとって大したことない金額でも子供にとっては大金です。

・判断力が身につかない

親が支払うときは、購入するか否かは親が判断しています。欲しい物を手に入れるために、何を買って、何を我慢するのか。それを子供自身で考え判断することが重要です。私から見ると「そんなもの買ってもすぐに遊ばなくなるに。。。」と思ってもお小遣いで買うのであれば口は出さないと決めています。

 

あとがき

子供はクレジットカードを使えないので、当然お小遣いは現金で渡すことになります。しかも細かい小銭や1,000円札が必要です。普段キャッシュレスに染まりきっている私は、わざわざATMで9,000円の引き出したり、ゲームセンターで両替したりと無駄な手間をかけて現金を準備しています。

現金で買うとクレジットカードのようにポイントはつかないし、お小遣いの為に苦労して用意した現金を使われるしデメリットしかありません。なので我が家では「あと何週間か待ってネットのセール時に買うなら1割引きにするよ?」と子供と交渉しています。私が楽天で買えば約20%がポイントで帰ってくるので、子供の料金を割り引いてもパパも儲かるwin-winな作戦です。しかも私がカードで支払って子供から現金で受け取るので、手元の現金が減らないメリットがあります。ATMに並ぶ時間は人生の無駄です。無駄をなくし意味のあることに時間を使っていきましょう。