オルカンを毎月1万円積立したらいくらになる?【10年・20年・30年シミュレーション】

「オルカンを毎月1万円積み立てたら、10年後はいくらになるの?」
「少額でも意味はあるの?」

このような疑問を持っている方はとても多いです。特に新NISAが始まり、長期・積立・分散投資が注目されている今、「具体的な数字」を知りたいというニーズは非常に高まっています。

本記事では、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」を毎月積み立てた場合のシミューションを、わかりやすく解説します。さらに、想定利回り別の比較、過去データの傾向、リスク、注意点まで丁寧にまとめました。

これから積立投資を始めたい方、すでに始めているけれど将来像が見えにくい方は、ぜひ最後までご覧ください。

オルカンとは?初心者向けに1分で解説

オルカンの正式名称と特徴

オルカンとは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の愛称で、三菱UFJアセットマネジメントが運用するインデックスファンドです。

  • ベンチマーク:MSCI ACWI(全世界株式指数)
  • 投資対象:先進国+新興国の株式
  • 投資国数:約40~50カ国
  • 特徴:低コスト・広範な分散投資

なぜ人気なのか?

1本で世界中の株式に投資できるため、「これ1本で完結」型のインデックス投資として人気があります。

オルカンのようなインデックス投資は新NISAとの相性も良く、長期保有で大きくした利益を非課税で受け取ることができるます。

銘柄の中身は自動的に最適化される為、ニュースを追いかけたり時代に合わせて銘柄選定をする必要がありません。投資初心者が始めるのには最適な投資先と言えます。

関連記事でオルカンを保有する上で重要な情報をまとめています。ぜひご覧ください。

▶ 関連記事:オルカンとは何?初心者向け完全ガイド|特徴・メリット・始め方まで徹底解説

 

毎月1万円を10年間積立した場合

想定利回りを3%、5%、7%の3水準で10年間積み立てたときの資産をシミュレーションします。

※記載している金額は税引前
※1万円以下は四捨五入

想定利回り3%の場合

投資金額120万円が140万円(+16.7%)

投資元本想定利回り3%
1年目12万円12万円
2年目24万円25万円
3年目36万円38万円
4年目48万円51万円
5年目60万円65万円
6年目72万円79万円
7年目84万円94万円
8年目96万円108万円
9年目108万円124万円
10年目120万円140万円

 

想定利回り5%の場合

投資金額120万円が156万円(+30.0%)

投資元本想定利回り5%
1年目12万円12万円
2年目24万円25万円
3年目36万円39万円
4年目48万円53万円
5年目60万円68万円
6年目72万円84万円
7年目84万円100万円
8年目96万円118万円
9年目108万円136万円
10年目120万円155万円

 

想定利回り7%の場合

投資金額120万円が174万円(+45.0%)

投資元本想定利回り7%
1年目12万円12万円
2年目24万円26万円
3年目36万円40万円
4年目48万円55万円
5年目60万円72万円
6年目72万円89万円
7年目84万円108万円
8年目96万円128万円
9年目108万円150万円
10年目120万円174万円

 

毎月1万円を10年・20年・30年積立した場合

長期になるほど複利効果で資産は大きくなります。
想定利回り3%、5%、7%で10年~30年投資したときの資産を見積もります。

※記載している金額は税引前です

想定利回り3%の場合

  • 10年:140万円(運用益20万円) +16.7%
  • 20年:329万円(運用益89万円) +37.1%
  • 30年:584万円(運用益224万円) +62.2%
投資元本想定利回り3%
10年目120万円140万円
20年目240万円329万円
30年目360万円584万円

 

想定利回り5%の場合

  • 10年:156万円(運用益36万円) +30.0%
  • 20年:413万円(運用益173万円) +72.1%
  • 30年:836万円(運用益476万円) +132%
投資元本想定利回り5%
10年目120万円156万円
20年目240万円413万円
30年目360万円836万円

 

想定利回り7%の場合

  • 10年:174万円(運用益54万円) +45.0%
  • 20年:524万円(運用益284万円) +118%
  • 30年:1,227万円(運用益867万円) +241%
投資元本想定利回り7%
10年目120万円174万円
20年目240万円524万円
30年目360万円1,227万円

 

新NISAで積立したメリット

新NISAのつみたて投資枠を活用すれば、運用益は非課税になります。通常は利益に対し20.315%の税金がかかりますが、新NISAで投資して得た利益には税金がかからないお得な制度です。

新NISAの投資枠1,800万円(成長投資枠1,200万円+積立投資枠600万円)を以下の条件で積み立てたときの差を比較します。

  • 月5万円×積立30年=1,800万円
  • 想定利回り7%
  • 税金20.315%
投資元本税引前税引後税金
10年目600万円870万円816万円54万円
20年目1,2000万円2,620万円2,331万円289万円
30年目1,800万円6,135万円5,255万円880万円

30年間積み立てると想定利回り7%の時、利益は4,335万円となり
通常の講座だと税金が880万円かかります。

長期投資前提のオルカン(インデックス投資)では、NISA講座のメリットは非常に大きいといえます。

複利の力が効いてくるのは「後半」

積立投資の特徴は、時間が経つほど増え方が加速することです。

  • 最初の5年:ゆるやかに増える
  • 後半の5年:増加スピードが上がる

10年でも複利効果は感じられますが、本格的に効いてくるのは15年、20年といった長期です。10年は「複利のスタート地点」と考えるとよいでしょう。

 

よくある質問(Q&A)

「毎月1万円」は少ない?意味ある?

結論から言えば、意味は十分あります。

  • 投資習慣が身につく
  • 価格変動に慣れることができる
  • 将来の増額につながる

最初は1万円でも、昇給や余裕資金が増えたら積立額を増やすことも可能です。大切なのは「続けること」です。

Q. オルカンを毎月1万円積立すれば1000万円いきますか?

結論:長期(25〜30年以上)続ければ到達する可能性はあります。
例えば、年利7%で運用した場合27年目で1,000万を超える見込みです。

資産額(概算)
10年目174万円
20年目524万円
30年目1,227万円

 

Q. オルカンは元本割れしますか?

短期では元本割れする可能性はあります。
オルカンは株式100%の投資信託のため、価格は常に変動します。

例えば:

  • リーマンショック時 → 約50%下落
  • コロナショック時 → 約30%下落

しかし、過去データでは15年以上の長期保有では元本割れの確率は大きく下がる傾向です。

✅ 5年未満 → 元本割れリスク高い
✅ 10年 → リスク低下
✅ 20年以上 → 歴史的にはプラス圏

重要なのは「長期・積立・分散」です。

途中でやめたらどうなる?

ケースによって結果は大きく変わります。

  1. 相場が上昇しているときにやめた場合
    → 利益確定できる可能性あり
  2. 暴落中にやめた場合
    → 損失が確定する
  3. 積立を停止して保有だけ続けた場合
    → 相場回復すれば資産は戻る可能性あり

特に注意すべきなのは「暴落時の売却」です。

過去のデータでは、暴落後は数年以内に回復するケースが多く、
パニック売りが最大の損失原因になります。

Q. S&P500とどちらが良い?

米国集中型か、全世界分散型かの違いです。リスク分散を重視するならオルカンは有力な選択肢です。

過去の歴史を見ると、世界経済をリードする国は変化していくものです。数十年後の世界では、インドやアフリカが世界で最も経済成長率が高い国となる可能性も十分あります。

世界経済規模に合わせて銘柄入れ替えが行われるオルカンは、安心して長期保有でき、複利効果最大化できる可能性の高い商品です。

まとめ:オルカン毎月1万円でも未来は変わる

  • 10年間の元本は120万円
  • 年率5%なら約155万円になる可能性
  • 新NISAなら利益は非課税
  • 長期継続が最大のポイント

毎月1万円は決して大きな金額ではありません。しかし、10年という時間と複利の力を味方につければ、着実に資産形成が進みます。

大切なのは「完璧なタイミング」を探すことではなく、無理のない金額でコツコツ続けることです。

まずは毎月1万円から、未来の自分への積立を始めてみてはいかがでしょうか。